新型コロナウイルス対応のまん延防止等重点措置が21日、熊本、長崎、宮崎など13都県で新たに始まった。先の見えない第6波の急拡大に、各地の繁華街や観光地では休業する店や施設が目立つ。営業制限を求められた飲食店などは、一日も早い収束を祈った。
県内全域の飲食店に営業時間短縮の要請が始まった熊本県。熊本市中心部の繁華街は感染者が急増してから人通りが減っており、夕方になっても静かだった。
飲食店が並ぶ通りに立つバー「キャサリン’sBAR」は、受け取れる協力金は減るが、客の需要を考えて酒の提供を続けることにした。オーナーの藤本清美さん(60)は「普段は来る団体客は来店を控えているようだ」とこぼす一方、「自粛時の気持ちの作り方は分かってきた。自粛が明けたらまた美酒を飲みたい」と前を向いた。常連という会社員の男性(49)は「今日から時短なので応援の気持ちもあって来た」と話した。
いつもは会社帰りの客でにぎ…

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