難航の後に実現した日米首脳会談 試される「岸田外交」のしたたかさ

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安倍龍太郎、相原亮 ワシントン=青山直篤、園田耕司
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 岸田文雄首相にとって、就任して初となるバイデン米大統領との首脳会談がようやく実現する。新型コロナウイルスの感染拡大でオンライン形式となったが、日米同盟の強化や経済安全保障での連携を確認した。ただ、台頭する中国や、ミサイル発射実験を続ける北朝鮮、緊迫が高まるウクライナなど難題は山積する。首脳会談は、難しいかじ取りが求められる「岸田外交」のスタートでもある。

 「日米同盟の揺るぎない絆を世界に示し、日米同盟をさらなる高みに押し上げる機会にしたい」。21日の参院本会議で、首相は会談への意気込みを語った。

 昨年10月の就任以来、早期に訪米し、バイデン氏と対面で会談することを最優先事項にしてきた。4年8カ月の外相経験を持つ首相は、バイデン氏との良好な関係を築き、外交でアピールする狙いもあった。

 しかし、バイデン氏は内政問題への対応に追われ、訪米の調整は難航。さらに両国内でオミクロン株の感染も拡大。首相は今国会前までの訪米を模索したが、断念せざるを得なかった。

「日本外交のしたたかさ試される一年」

 官邸幹部によると、今回の会…

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