営業規制なし3カ月でまた時短 飲食店「最後の踏ん張りどころ」

有料会員記事新型コロナウイルスオミクロン株

佐藤亜季、佐野楓 聞き手・戸田拓
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 新型コロナウイルスの急速な感染拡大を受け、北海道は21日、特措法に基づく「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請した。25日にも適用が決まる見通し。措置区域は道内全域で、適用後は全飲食店に時短、非認証店には酒類提供の停止も要請する。適用期間は国が決める。道内の新規感染者は3日連続で過去最多を更新。感染力の強いオミクロン株が猛威を振るう中、効果的な対策を講じて拡大を食い止められるか、正念場となる。

 「あまりに急激な感染者増加で戸惑っている」。居酒屋「炎(えん)」を展開する伸和ホールディングス(札幌市)の中山洋輔取締役はそう話す。札幌で制限なしに営業できるようになって約3カ月。全体の売り上げはコロナ前の8~9割にまで回復していた。そこへ感染急拡大が襲った。

 同社は全店で第三者認証を取得済みだ。午後8時まで酒を提供することができるが、飲食を楽しむには時間が短く、採算を考えても休業した方がいいという。

 ただ、影響を受ける従業員や営業再開時のアルバイトの確保も考え、ある程度は店の営業を続ける必要もある。各店の状況に応じて営業を継続するか休業か判断するという。

 ススキノの焼き肉店「焼肉 上を向いて歩こう。」も第三者認証を取得しているが、午後8時までの酒類提供では時間が短いという。店主の神田隆さんは「感染が早く落ち着くことを願うしかない」と話す。

 ススキノのカラオケボックス「レストランカラオケ エルカーサ」は深夜営業のため、午後8時までの営業では厳しく、休業する方針だという。店主の田川英人さんは「仮に店を開けてクラスターが出たら、ようやく戻ってきた客足がまたカラオケから遠のいてしまう」。

 頭を抱えるのが、従業員のシフトや仕入れ業者との調整だ。「第6波が必ず来ると昨年から思っていた。ここが最後の踏ん張りどころだと思って、前向きに捉えるしかない」と話す。(佐藤亜季、佐野楓)

飲食店時短、専門家「対策不十分」

 北海道は感染急増を受け、国に「まん延防止等重点措置」の適用を要請する方針だ。札幌医科大学の當瀬規嗣教授(細胞生理学)に、道の対策の効果や感染状況について聞いた。

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