高齢者対象に進む3回目接種 専門家「基本的な感染対策の徹底を」

[PR]

 急拡大するオミクロン株対策として、東京都内の多くの自治体で、一般高齢者を対象にした新型コロナワクチンの3回目接種が進む。一方で、年明け後の新規感染者の半数は接種を2回終えた人たちだ。専門家は「基本的な感染対策の徹底を」と訴えている。

 3回目接種は2回目までと同様、医療従事者や高齢者施設の入所者らから優先的に始まった。朝日新聞の取材では、施設に入っていない一般高齢者向けの接種が始まっているのは、都内62区市町村のうち38区市村。ほかに13区市村でも今月中に始まる予定だ。

 都内で先駆けて6日に始めた練馬区では、19日までに医療従事者を含めて1079人が3回目接種を終えた。予約枠は1日あたり平均168人分で、予約率は8割ほどという。

 3回目接種をさらに早めようとする動きもあるが、接種率が飛躍的に高まるわけではない。政府は2回目と3回目の間隔を、65歳以上で6カ月、64歳以下で7カ月としているためだ。政府発表では、3回目を済ませた人は20日現在、全国で1・4%程度にとどまる。

 そんななか、都内では、2回目の接種を済ませた人の感染が相次ぐ。その多くは、接種から2週間たった後に感染した「ブレークスルー感染」とみられる。

 都が毎日公表するデータを集計すると、今月1~21日の新規感染者5万9374人のうち、47・5%にあたる2万8183人が該当した。未接種は1万4265人(24・0%)、1回接種は624人(1・1%)で、その他は接種状況が不明だった。

 都内では、ワクチン接種対象者(12歳以上)の85・4%が2回の接種を済ませている(18日現在)。都のモニタリング会議では、「軽症や無症状でも周囲の人に感染させるリスクがある。ワクチン接種後も感染リスクの高い行動を避け、基本的な感染防止対策を徹底する必要がある」と指摘されている。

一般高齢者の3回目接種の状況

▽実施中

千代田、中央、港、新宿、文京、台東、江東、品川、目黒、大田、世田谷、渋谷、杉並、豊島、北、荒川、板橋、練馬、葛飾、江戸川、八王子、立川、武蔵野、三鷹、府中、昭島、調布、町田、小金井、小平、東村山、国分寺、福生、東大和、清瀬、東久留米西東京、利島

▽1月中に開始予定

22日 墨田、中野、国立、多摩

24日 足立、日野

26日 小笠原

29日 青梅、狛江、武蔵村山

31日 稲城、青ケ島

1月中 御蔵島

▽2月中に開始予定

羽村、あきる野、瑞穂、日の出、檜原、奥多摩、大島、新島神津島、三宅、八丈

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]