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コロナ感染拡大で相次ぐ学級閉鎖 北九州市では検査が追いつかず

新型コロナウイルスオミクロン株

城真弓、神野勇人
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 【福岡】新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大で、学校の学級閉鎖が相次いでいる。北九州市では、PCR検査が追いつかずに閉鎖が長引くケースもでてきた。オンライン授業や、民間検査の活用などの対応をとっている。

 北九州市立小・中学校と特別支援学校では21日現在、小学校1校が休校、40校が学年または学級閉鎖をしている。市教委では、児童・生徒の感染が確認されれば、濃厚接触者かどうかにかかわらず、感染可能期間の登校があった場合は学級閉鎖をしてクラス全員のPCR検査を実施。感染の広がりがないことが確認されてから再開することにしている。

 この運用を始めた昨年7月以降、学級閉鎖は最短1日ですんでいたが、オミクロン株が市内で急拡大した今年1月中旬以降、市が行う行政検査が追いつかず、学級閉鎖が最長3日間に及ぶケースも出てきているという。市教委は閉鎖期間中はオンライン授業などで対応し、20日には民間の検査機関での検査を始めた。

 行政検査と違って民間検査の場合、郵送で検体を送るため時間がかかるうえ、陽性が出ても「陽性疑い」とされるだけという課題もある。確定には医療機関を受診し、医師の判断が必要になるという。そのため市教委は、受験を控えた中学3年生を優先的に行政検査するなどして対応する方針だ。

 福岡市でも学級閉鎖が相次ぐ。20日時点で、いずれも市立の小学校79校と中学校33校が学年または学級閉鎖をしている。

 市教委によると、市では昨年1月から児童・生徒の感染が出た場合、児童らが最後に登校した日の翌日から7日間、学級閉鎖にする運用を続けてきた。閉鎖中はオンライン授業をしている。

 クラス全員のPCR検査はせず、保健所が検査対象となる濃厚接触者を特定している。ただ今週に入って新規感染者数が急増し、複数の学校から「保健所から濃厚接触者の調査が来ていない」との相談が寄せられているという。

 このため市教委では、濃厚接触者の調査ができていない場合は、学級閉鎖を10日間まで延長し、感染の広がりがないことが確認されてから再開している。(城真弓、神野勇人)

保育園やこども園も

 オミクロン株の急拡大で、保育所やこども園の休園期間も長引いている。

 北九州市保育課などによると、21日現在、新型コロナウイルスのため臨時休園している保育所は13施設、こども園は6園。1月中旬以降に急増したという。

 これまでは、濃厚接触者などの調査のために最短1日の臨時休園で済んでいたが、1月中旬以降、オミクロン株の急拡大で、19日には感染者数402人、21日にも413人と過去最多を更新。保健所が逼迫(ひっぱく)し、クラスターが出ていない場合でも再開まで3、4日かかっているという。

 保育課の担当者は「保護者の就労などにできる限り影響がでないよう、優先的に調査してもらうなど対応しているところ」と話した。

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