るいとして存在すること 深津絵里「とんでもないものを引き受けた」

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土井恵里奈
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 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」は、2代目主人公るい(深津絵里)の物語が始まって約1カ月がたつ。母安子(上白石萌音)と暮らした故郷岡山を離れ、クリーニング店に住み込み、ジャズと出会い、錠一郎(オダギリジョー)と恋をして――。様々な巡り合わせによって、ジャズのセッションのように運命は動いていく。

 とりわけ、この1週間の放送は山あり谷あり。錠一郎にプロポーズされたり、急に別れを告げられたり。劇的な展開を見せた。

深津絵里「今さら毎日ドキドキ」

 藤本有紀さんの脚本に迫力を感じ、私にできることがあればとお引き受けしました。

 でも、なんでもっと冷静に考えなかったんだろう(笑)。藤本さんが描くキャラクターやストーリーに「とんでもないものを引き受けてしまった」と今さらドキドキする毎日です。

 竹村クリーニング店の平助(村田雄浩)さんと和子(濱田マリ)さんご夫婦と会って初めてお茶の間でおせんべいをいただくシーンが、すごく緊張しました。

 岡山にいた十何年間で、るいの心は固く閉ざされていて。本当の気持ちをなかなか表さなかった女の子が、全く見ず知らずのお宅にあがって、あたたかさに触れ、心を解放する。感情がうまくコントロールできなくて、何テイクもやらせていただいたんです。

 るいは寄り添ったり自分と重ね合わせるのが難しいキャラクター。喜怒哀楽を上手に表せないので、彼女の感情の揺れをどれくらい表現するべきなのか気をつけています。

 るいの生い立ちや育ってきた…

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