畜産農家の60~70%が被害、家畜が死ぬ恐れ トンガ、WFP分析

トンガ噴火 その衝撃

ローマ=大室一也
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 海底火山の噴火や津波に見舞われた南太平洋のトンガ諸島での被害を巡り、国連世界食糧計画(WFP)は21日、農業や漁業、畜産業が深刻な損害を受け、約1万2千戸に被害が出ているとみられることを明らかにした。畜産農家の60~70%が被害に遭い、助けられない家畜が死ぬ恐れがあるという。また、同国では今回の噴火以前から家庭の2割で食べ物が十分でなかったといい、WFPは今後、短期的、長期的な支援が必要になるとしている。

 スイス・ジュネーブの国連欧州本部であった国連諸機関の会見で、オンラインで出席したWFPの関係者が発表した。

 一方、世界保健機関(WHO)は、火山灰などの影響で空気が汚染されているため、住民に外出時にマスクの着用を呼びかけていることを明らかにした。新型コロナウイルス対策でトンガは実質的に「ゼロコロナ」を続けており、これまでマスクを着用する必要はなかったが、住民は着け始めているという。(ローマ=大室一也)