トンガのラグビー選手、日本留学に光 ネット不通で受験断念の危機

太田成美
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 海底火山の大規模噴火で被災した南太平洋のトンガ諸島で、日本へのラグビー留学を希望しているトンガ人男性がいる。オンライン入試が22日に予定されていたが、現地は今もインターネットが通じない。男性を支援してきたトンガ在住の日本人女性らの尽力で、入試は2月に延期されることになった。

 トンガのババウ諸島で暮らす日本人のルイ敬子さん(43)は、現地のラグビー選手の海外留学を支援してきた。男性は流通経済大学(茨城県龍ケ崎市)への留学を希望していたが、トンガではインターネットがいまだ復旧していない。

 「夢がたたれてしまうのはかわいそう」と案じた敬子さんは、19日に知人の衛星電話を借りて兄の横山知弘さん(52)=東京都町田市=に相談。横山さんが大学関係者と掛け合った。

 大学によると、男性は22日にオンラインで「総合型選抜」入試を受ける予定だったが、2月16日に振り替えて実施するという。横山さんは「彼のことを応援していたので、本当によかった」と話した。(太田成美)