【ダイヤモンド・プリンセス号編①】ハネムーンで日本からあの船に 閉ざされた船室で彼女に異変が起きた
米国在住のタイラー・トーレスとレイチェルは結婚し、新婚旅行で日本からダイヤモンド・プリンセス号に乗りました。快適な船旅でしたが、船内に新型コロナウイルス感染者が見つかり、船室での隔離を余儀なくされます。狭い部屋で不安を抱える中で、レイチェルの様子に変化が表れます。
レイチェルはパニックになり、激しいストレスに襲われた。
ほぼ完全に閉ざされた生活で、2人きり。情報がない。先行きが見えない。2人は追い込まれていた。
新婚旅行は3週間の予定だったが、その旅程は大きく狂った。
看護師のタイラーは、有給休暇をすでにすべて消化していた。レイチェルは作業療法士としての初出勤日に間に合わない。「隔離船」のバルコニーから見える救急車を数え、感染者数を記録するのが日課になった。
いらいらが募る中、ドアが開くのは食事が運ばれてくるときだけ。ルームサービスのワゴンの音が聞こえると、急いでマスクをつけて、バルコニーのドアを開ける。その一連の動作をくり返した。
そんなとき、レイチェルは微熱を出した。
感染してしまったかもしれな…

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