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マハティール元首相が体調悪化で入院 マレーシア「近代化の父」

シンガポール=西村宏治
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 マレーシアの首相を2度務めたマハティール・ビン・モハマド氏(96)が、体調不良で入院していることが分かった。同氏に近い関係者が22日、朝日新聞の取材に明らかにした。心疾患集中治療室(CCU)に入室し、治療を受けているという。

 マハティール氏は昨年12月16日に「体調チェックのため」として国立心臓研究所に入院し、12月23日にいったん退院した。その後、今年1月7日に「医療的な処置を受けるため」として再び入院。13日に「処置は成功した」として退院し、病院側は「今後は自宅で療養する」と説明していた。

 マハティール氏は1981~2003年と、18~20年に首相を務めたアジア政界の重鎮。1980年代、日本や韓国の経済成長に学ぶ「ルック・イースト」政策を提唱し、高度経済成長をもたらした功績から「近代化の父」とも呼ばれる。

 20年2月に2度目の首相を辞任した後も国会議員は続け、同年8月には再び新党を立ち上げた。昨年12月には入院先からブログを更新するなど、活発な言論活動を続けている。(シンガポール=西村宏治