イスラエル当局、パレスチナ人の住宅取り壊し 緊張高まる可能性も

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エルサレム=清宮涼
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 イスラエル占領下の東エルサレムで今月19日、イスラエル当局がパレスチナ人の住宅を取り壊し、強制的に立ち退かせた。立ち退きをめぐる対立は昨年5月のガザ地区での軍事衝突にもつながった問題で、再びイスラエルとパレスチナの緊張が高まる可能性もある。

 19日未明に取り壊されたのは、東エルサレムのシェイクジャラ地区にあるパレスチナ人2家族の住宅。取り壊し後、住民ら十数人が逮捕された。同地区での立ち退きは5年ぶりとの報道もある。

 東エルサレムは1967年にイスラエルの占領下に置かれた。シェイクジャラ地区では1970年代以降、ユダヤ人が土地の所有権を主張してパレスチナ人住民に立ち退きを求め、今も約500人が立ち退きの危機にあるとされる。昨年は立ち退き命令への抗議が広がり、ガザ地区でイスラエル軍とパレスチナ武装勢力が軍事衝突する事態に発展した。

 イスラエル当局は今回取り壊した住宅について、2017年から違法建築だとして立ち退きを求め、シェイクジャラ地区に学校を作るとしてきた。地方裁判所は住民側の所有権を認めず、当局側の主張を認めていた。

 自宅を取り壊されたマフムー…

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