次のプロ野球名球会入り、「大穴」は――。昨季は西武・栗山巧外野手(38)が通算2千安打を達成し、今季も日米通算200勝へ残り19勝の楽天・田中将大投手(33)らに注目が集まる。そんな中で、意外にも名球会入りに近づいているのがオリックス・平野佳寿投手(37)だ。
「地道にコツコツ」が身上の右腕が、気づけば大きな数字を積み上げていた。
平野佳は日本球界に復帰した昨季、29セーブを挙げて25年ぶりのリーグ制覇に貢献した。日米通算193セーブ。史上7人目となる日米通算200セーブに「あと7」に迫り、名球会入りの条件となる250セーブも視界に入った。
「250セーブは、なかなか難しいと思いますけど。あきらめず、もがいてやっていきたいと思う」
4年ぶり日本復帰、衰えぬ実力
大リーグ3季で計150試合に登板し、昨年2月のキャンプ中にオリックスに復帰。シーズン途中から抑えに定着した。150キロ台の直球、フォークの切れにも衰えは見られず、後半戦は24試合で1勝18セーブ、防御率1・16。今季も九回を任されそうだ。順調なら春先に200セーブを達成し、250セーブに近づいていくはずだ。
通算250セーブをクリアし…