ダム湖に沈めた日本酒「大吟醸」 味はまろやか?返礼品として活用へ

井上正一郎
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 大阪府河内長野市の滝畑(たきはた)ダムが今年で供用開始40周年を迎えることから、地酒の天野酒「大吟醸」が13日、ダムの湖底(水深約20メートル)に沈められた。5月末ごろまで熟成させ、一般向けの販売はせず、ふるさと納税の返礼品として活用する。

 市などによると、ダムの底は直射日光が届かず、平均水温が約7度と低いため、日本酒の貯蔵に適している。また、水流の適度な揺らぎなどで「味がまろやか」になるという。

 地域の特産品をつくろうと天野酒の蔵元「西條合資会社」と市、ダムを管理する府が連携し、2017年以降、毎年実施してきた。

 これまでは、天野酒の「純米吟醸」を120本、熟成させてきたが、40周年となる今年は、香りがフルーティーな「大吟醸」を40本(1本720ミリリットル)限定で貯蔵した。1本ずつにナンバリングするという。

 自らの手で酒を沈めた西條合資会社の蔵主・西條陽三さん(57)は「大吟醸を沈めるのは初めてなのでどのように熟成されるか楽しみだ」と笑顔で話した。

 40周年の限定熟成酒は、市やふるさと納税ポータルサイトから申し込み、1万5千円以上の寄付をすれば、返礼品としてもらえる。問い合わせは、市政策企画課(0721・53・1111)。(井上正一郎)