愛媛県内の人口減少率、過去最大 2020年国勢調査の確定値

藤家秀一
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 2020年に行われた国勢調査の確定値となる「確報」がまとまり、県が愛媛県に関するデータの概要を県ホームページで公表した。県の総人口は133万4841人で、前回の2015年調査と比べて5万421人(3・64%)減った。人口減少率は過去最大だった。

 県人口は1920年の第1回から増加を続け、55年に154万628人のピークに達した。その後は減少に転じ、70年代から80年代にかけて一時的に増加した時期はあったものの、2015年には140万人を割り込んだ。

 市町別の人口は、前回に続いて20市町すべてで減少した。南予地方の市町の減少率が高く、8~12%を記録した。県都の松山市と周辺市町、東予の各市は1~5%程度の減少率で、地域による人口減の二極化が進んでいる。

 少子高齢化の進行も顕著で、県内の65歳以上の高齢者は44万3190人を占め、高齢化率は33・2%に達している。総世帯数が過去最高の60万1402世帯を記録したものの、1世帯あたりの人数は過去最少の2・22人となった。

 県内人口が減少するなかで、大幅に増えたのが外国人の人口だ。県内在住の外国人は1万2584人で前回調査から3916人(45・2%)増えた。造船業などの技能実習生として来ているベトナム人の増加が目立ち、前回の828人から3・5倍増となる2950人だった。(藤家秀一)