31歳職員が提案「推し仏」総選挙 国宝の石像9体が候補、トップは

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村上伸一
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 国宝・臼杵石仏(大分県臼杵市)で、参詣(さんけい)客らが「推し仏」を選ぶ「美仏(びぼとけ)総選挙」があった。開票の結果、トップ当選の大日如来坐像(ざぞう)を首班に「第一次美仏内閣」が発足。さまざまな御利益のある仏さま9体による少数精鋭の内閣が、「コロナ収束」といった人々の願いを受け止めつつ、地域観光の顔の役割を務める。

 臼杵石仏は1995年、岩壁に刻まれた磨崖仏としては全国で初めて国宝に指定された。市観光協会によると、2003年ごろは年間20万人を超す観光客が訪れたが、3年前に約10万人に減り、コロナ禍の影響で一昨年は約4万人だった。

 協会職員の佐藤千春さん(31)が、若い世代の注目を集めるため「推し仏を選んでもらったら」と総選挙を発案した。「コロナ禍で心のよりどころを仏さまに求める人もいるのでは」

 市教委文化財研究室長の神田高士さん(56)らが協力し、国宝61体のうち名前が確認できる9体を「候補者」にした。各候補の特長を盛り込んだ選挙ポスターを作り、昨年8~10月に一般から投票を募った。

 先月発表された投票総数は…

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