濃厚接触の介護職員、待機せず出勤できる地域拡大へ 検査で陰性なら

新型コロナウイルス

石川友恵、枝松佑樹
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 厚生労働省は、介護従事者が新型コロナウイルスの濃厚接触者になった場合、毎日の検査で陰性なら待機期間なしで出勤できる地域を広げる検討に入った。先行する沖縄県には21日付で通知を出し、こうした対応がとれるようにした。感染拡大のなか、全国各地の高齢者施設などで人手不足が生じる可能性があり、対策を進める考えだ。

 現在の全国的な運用では、介護事業者らエッセンシャルワーカーは最短で待機6日目に、検査で陰性が確認されれば勤務ができる。一方、医療従事者に限っては、毎日の検査で陰性が確認できれば勤務が可能だ。

 21日付の通知では、沖縄県の介護従事者に限って、医療従事者と同じ運用が適用された。県内では入院などが難しく、高齢者施設内などで療養する患者が23日時点で計242人おり、対応にあたる介護従事者の確保も課題になっている。

 高齢者施設では医師らが常駐しておらず、検査体制が十分に確保できないことが懸念される。このため通知では、施設の機能維持などを支援する自治体などの組織が検査体制を確認することも要件に加えた。厚労省は、感染状況に応じて、他地域でも自治体の判断で同じ運用ができるようにするか検討中という。

 後藤茂之厚労相は23日、NHKの「日曜討論」でエッセンシャルワーカーの待機期間の短縮にふれ、「事態が必要であれば弾力的な運用も検討しなければならない。そういう局面もくるだろうと思う」と述べた。(石川友恵、枝松佑樹)

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