つり橋工事めぐり、富山市建設部長を逮捕 官製談合防止法違反の疑い

野田佑介
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 富山市が整備を進めているつり橋工事の設計業務を巡り、特定の業者が受注できるように便宜を図ったとして、富山県警は24日、同市建設部長の舟田安浩容疑者(58)=富山市五艘=を官製談合防止法違反の疑いで逮捕し、発表した。

 県警は、業務を受注した建設コンサルタント会社「パシフィックコンサルタンツ」(東京都千代田区)の社員西上律治(54)と、デザイン会社「ジイケイ設計」(同豊島区)の社員西元咲子(43)の両容疑者についても、公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕した。県警は3人の認否を明らかにしていない。

 捜査2課によると、舟田容疑者は市建設部次長だった2019年4月、富山市が市内で整備を進めている全長124メートルのつり橋「呉羽丘陵フットパス橋梁(きょうりょう)」の設計業務を、企画提案内容などを総合評価する「プロポーザル方式」で公募した際、両社が受注できるように市が求めるコンセプトや提案限度額などを公表前に両社に漏らすなどして便宜を図り、公正な入札を妨害した疑いがある。

 設計業務は、両社で作る共同事業体が同年7月に受注している。(野田佑介)