オミクロン株による新型コロナウイルス感染拡大で、全国的に保育園が休園となるケースが相次ぎ、20日時点の国のまとめで過去最多を更新しました。対策を徹底し、第5波までをしのいできた東京都内のある認可保育園でも、今月感染者が相次ぎ、休園の対応を迫られました。何が起きたのか、運営する社会福祉法人の理事長に、話を聞きました。
「考えうる感染対策はすべてしてきていたつもりだったが……」
こう話すのは、東京都内の社会福祉法人で、複数の認可保育園を運営する理事長だ。
感染確認に「まさか!」
始まりは今月7日。運営する園のうち、3~5歳児が在籍する園(定員90人)で、1人の子どものきょうだいに陽性者が出たという連絡があった。園児自身は症状がなく、元気に過ごしていたが、その後に受けた検査で陽性が確認された。
当初は、周囲の子どもや職員…
【視点】感染してしまったお子さんたちの早期回復を願います。また現場の苦労もしのばれますし、保護者も大変と思います。ただ、症状がなくても陽性になっている可能性があること、オミクロンは感染力が強いということは知られているわけですから、「みんな特に症状は

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