「維新3人同時はまずかった」 MBS元日特番、トップが放った一言

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編集委員・後藤洋平 赤田康和、江戸川夏樹
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 毎日放送(MBS=本社・大阪市)の元日特番の「政治的中立性」をめぐり、社内や番組審議会から批判の声が上がっている。日本維新の会松井一郎代表(大阪市長)、吉村洋文副代表(大阪府知事大阪維新の会代表)、同会元代表の橋下徹氏がそろって出演し、政治的な話題のトークを繰り広げたためで、同社は問題を検証する調査チームをみずから発足させた。この異例の事態のなかで、どのような議論が行われてきたのか。

 「(制作の)過程で異論はあったと聞いている。出演依頼から制作の経緯、内容についてのチェック状況、どうしてこうなったのかを調査したい。現時点で、問題はあったと認識している」。1月19日に開かれた定例会見で虫明洋一社長は、宮田一幸専務をリーダーとする調査チームを立ち上げたことを明かし、こう言及した。

3人そろって約40分出演

 問題となっているのは、不定期で放送されているトークバラエティー番組「東野&吉田のほっとけない人」(関西ローカル)の特番。タレントの東野幸治さんとブラックマヨネーズの吉田敬さんが進行役であるMCを務め、「準レギュラー」の橋下氏に加え、吉村氏と松井氏の計3人が並んで質問に応じた。

 3人の出番は2時間のうち約40分に及び、プライベートの関係性や今後の維新をどうするか、国会議員の文書通信交通滞在費(文通費)の在り方、誰が将来の総理大臣にふさわしいかなどを議論。橋下、松井両氏は「吉村さんが総理にふさわしい」などと語り、住民投票で2度否決された大阪都構想について、吉村氏が「大阪維新の会は、これからも掲げ続ける」と表明する一幕もあった。

 3人のほかに、政党関係者の出演はなかった。

 同社幹部らによると1月5日、新年最初の局長会議でこの番組が話題になった。

将来の総理を語る内容に「あり得ない」

 MBSメディアホールディン…

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    プチ鹿島
    (時事芸人)
    2022年2月2日12時38分 投稿
    【視点】

    このニュースに「だから大阪は・・」と言えないのは私が東京在住者だからです。かつて石原慎太郎氏が都知事だった頃、「タレント性」や「声の大きさ」をメディアも楽しんでいなかったか。ありがたがっていなかったか。その発言には確信的な差別や蔑視があって