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まん延防止に慎重姿勢 宮城県知事「時短での効果 懐疑的」

新型コロナウイルス

根津弥 福岡龍一郎
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 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、宮城県村井嘉浩知事は24日、政府への「まん延防止等重点措置」適用の要請について、「経済活動に大きな影響があるので、できるだけ控えたい」と慎重な姿勢を示した。ただ、「これ以上急激に感染者が増えると、踏み切らざるをえないかもしれない」とも述べた。

 県によると、1月の県内のクラスター(感染者集団)は19カ所(23日現在)。学校・保育施設が10カ所を占め、飲食店は2カ所にとどまっている。村井知事は「重点措置の狙いは飲食店の時短だが、家庭での感染も非常に多い。時短で効果がどれほどあるか、非常に懐疑的だ。もう少し様子を見たい」とした。

 また、県は軽症者や無症状者の扱いに関し、今後も感染拡大が続いた場合には方針を変更すると発表した。現在は重症と中等症の患者が入院、軽症と無症状が原則、宿泊施設で療養としているが、39歳以下で重症化リスクの低い軽症者・無症状者は自宅療養とする。

 宿泊施設の使用率が70%を超え、新規感染者数が連日300人超となる見通しになった時点で、運用を改める。

 宿泊施設の使用率は23日現在で50%に迫っており、今後も感染者が増え続ければ、施設が逼迫(ひっぱく)する恐れがあるという。

 宿泊施設か自宅かの判断は保健所が担う。持病や喫煙、肥満などの重症化リスクを点数化して決める。自宅療養となった患者には血中の酸素飽和度を測るパルスオキシメーターを配布。食料品や日用品、必要に応じて乳幼児の紙オムツなども提供するという。

 村井知事は「新規感染者が今後、400、500、600人になる可能性がある」とし、自宅療養などの方針が「早ければ水曜(26日)には切り替わるのでは」との見通しを示した。

 また、村井知事と仙台市郡和子市長は24日夕、緊急共同会見を開き、感染対策の徹底を呼びかけた。

 村井知事は「重点措置区域への不要不急の移動は自粛してほしい」と改めて注意喚起。郡市長は「全国で30超の都道府県が近日中に重点措置の対象になろうとしている。県と仙台市もまさに今、その潮流にのみ込まれるか否かの大事な岐路に立たされている」と呼びかけた。(根津弥)

     ◇

 仙台市は24日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の接種券の発送スケジュールを発表した。接種券が届いた人から予約などの手続きを進められる。

 市によると、対象は18歳以上の市民。昨年7月31日までに2回目接種を完了した約18万人には31日に発送する。昨年8月14日までに完了した7万9千人には2月14日に、昨年8月31日までに完了した8万5千人には2月28日に発送する。

 市は市内22カ所の会場で、毎週末や祝日に集団接種を実施している。2月には約4万8千人、3月には約2万6千人の予約枠を準備している。市専用コールセンター(0120・39・5670)や市ホームページで予約できる。

 県はJR仙台駅そばの大規模接種会場について、2月1日から夜間接種を開始する。予約は電話(0570・003・503)や県ホームページなど。(福岡龍一郎)

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