おしゃべり禁止のゲーム、コロナ禍で開発 そのジェスチャー伝わる?

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甲斐江里子
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 新型コロナウイルス禍で「おしゃべり禁止」のボードゲームが売れ行き好調となっている。聴覚障害者を支援する団体が開発した。コロナ禍だからこそ生まれたゲームだといい、開発者は「会話だけではないコミュニケーション自体の楽しさを味わって」と呼びかけている。

 ゲームは会話ではなくジェスチャーを駆使して楽しむ仕組みで、大阪市中央区のNPO法人「Silent(サイレント) Voice(ボイス)」が中心になって開発した。複数の職員が聴覚障害者で、障害児向けの塾を開くなどの活動をしている。

 コロナ禍のマスク着用で、「相手の口元を見て話の内容を理解している聴覚障害者は、コミュニケーションがとりづらくなった」と代表理事の尾中友哉さん(32)。また、聴覚障害児にとっては、学校が休校したり、難聴学級と普通学級の交流がなくなったりして、手話で会話するなどのコミュニケーションの機会が減ってしまった。

聴覚障害者支援団体が開発 「家族や友達、同僚ともプレーして」

 一方、合唱の代わりに手話で歌を披露するなど、声を出さないコミュニケーションに注目が集まっていることに気づいた。「コロナでコミュニケーションを取り巻く環境が変わった今がチャンス」と、尾中さんは考えた。

開発秘話や、ゲームの仕組みなどを紹介します。記者も挑戦しました。

 尾中さんらNPOのメンバー…

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