美学貫いた「名人戦男」大竹英雄九段引退 「頭の中の絵、貧相に」

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大出公二
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 囲碁名人戦を主舞台に天下を争った“名人戦男”大竹英雄九段(79)が引退した。先を急がず正攻法で押していく「大竹美学」は、囲碁を芸ととらえた棋道の追究の表れだった。去り際の引退会見で「頭の中に浮かぶ絵が貧相になった」と語った。

 引退会見は昨年12月15日、東京・市ケ谷の日本棋院であった。終始笑顔で冗舌に語った。

 1951年12月、9歳で北九州市の家を出て、神奈川県平塚市の故木谷実九段の道場に入門した。

 「入門からまる70年。来年は80歳になる。80歳になるのが怖くて、その前に失礼しましょうという気持ちできょうを迎えました」

 「正直にいうと、頭の中に浮かぶ絵が貧相になった。こんなことじゃ失礼したほうがいいかなと」

 同い年の盟友、林海峰(りん…

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