ウクライナ攻撃なら米国と「重い代償」 EU外相理、ロシアを非難

ブリュッセル=青田秀樹
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 欧州連合(EU)は24日に開いた外相理事会で、ウクライナ周辺での軍備増強を続けるロシアへの対応を協議した。ロシアを非難して緊張の緩和を求めるとともに、ウクライナを攻撃した場合には、米国などと連携して「重い代償」をともなう制裁を科すと改めて警告した。

 採択した合意文書では、ウクライナを北大西洋条約機構(NATO)に加盟させないよう要求するロシアに対し、他国に影響力を行使するやり方は「21世紀には通用しない」と指摘。「ウクライナに対する攻撃的で脅威を生む行動の継続を非難する」とした。そのうえで、対話を通じて解決をはかりたい考えも示した。

 制裁については、「カードを見せない戦略だ」(EU外交官)といい詳細を明らかにしていないが、この日の合意文書では、特定の分野を対象にした経済制裁が含まれていることを明らかにした。

 一方、EUの行政を担う欧州委員会は24日、ウクライナに12億ユーロ(約1540億円)を緊急支援する方針を発表した。紛争への対処に必要となる資金を支える狙いだとしている。欧州議会などの承認を得て実行するという。(ブリュッセル=青田秀樹)