ドイツ最古の大学講堂で男子学生が銃を発砲 女性1人死亡、男も自殺

ベルリン=野島淳
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 ドイツ南西部のハイデルベルク大学で24日午後0時20分ごろ(日本時間午後8時20分ごろ)、講義中の講堂に男が侵入して銃を発砲した。女性(23)が頭部を撃たれて死亡し、3人がけがを負った。男は犯行後、講堂を出て銃で自殺した。

 地元警察や報道によると、男は近くのマンハイムに住み、同大で生物学を学ぶドイツ人の学生(18)。約30人がいた講堂で散弾銃を数回、発砲した。外国で入手したとみられる複数の銃と、100発以上の弾薬を持っていたという。

 詳しい動機は分かっていないが、男は直前に親族に「今すぐ人々は罰せられねばならない」というメッセージを送っていたという。

 独メディアは、動機は政治的、宗教的なものではなく、人間関係に悩んでいたのではないかとの捜査関係者の見立てを伝えている。

 ショルツ首相は同日の記者会見で「心が引き裂かれる思いだ」と述べ、犠牲者や親族、大学関係者らに哀悼の意を示した。

 ハイデルベルクは、フランクフルトから南に約80キロにある人口約16万人の大学町。同大は1386年設立で、ドイツでは最も古い。犯行現場は自然科学系の学部や付属病院、植物園などがある場所の一角だった。(ベルリン=野島淳