斉藤国交相「コメント差し控える」 朝日新聞の4兆円過大疑い指摘に

磯部征紀
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 国土交通省による「建設工事受注動態統計」の書き換え問題で、2020年度の統計が約4兆円過大だった疑いがあると朝日新聞が報じたことについて、斉藤鉄夫・国交相は25日の閣議後の会見で「推計内容が不明のため、コメントは差し控えさせていただく」と述べた。

 一方、過去の統計の改定作業については、専門家らによる検討会議の第1回の会合を25日夕に開催するとしており、今年5月の21年度分の公表までに「統計の信頼回復に向けた一定の結論を出すべく早急に検討を進めていきたい」とした。

 建設工事受注動態統計の書き換え問題をめぐっては、13年4月からデータの二重計上が生じ、過大になっていた。朝日新聞が公表データをもとに専門家の助言を受けて試算したところ、20年度の統計で約4兆円過大になっている疑いが浮上した。実績全体の5%に相当し、巨額の訂正が必要になる。(磯部征紀)