民間初の月着陸計画「HAKUTO―R」、今年末に打ち上げへ

小川詩織
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 民間初の月探査計画「HAKUTO―R」を進めている日本の宇宙ベンチャー「ispace(アイスペース)」は25日、月着陸船を今年末に米国から打ち上げると発表した。アラブ首長国連邦(UAE)や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが開発した月面探査機を搭載。数カ月後に月面に着陸し、探査機を降下させる計画だ。

 発表では、ドイツでの組み立ては最終段階。今後、宇宙環境に耐えられるかを試験し、その後、米フロリダに輸送する。袴田武史代表は「いよいよ打ち上げの年。困難もあったが、今は順調に進んでいる」と話した。元飛行士毛利衛さんは対談で、「民間での月着陸は世界で一番乗りになる。ぜひ成功してほしい」と応援した。

 一方、アイスペースが開発する月探査車を月で走らせる第2弾の打ち上げについては、2023年の予定から1年後ろ倒しにすることも発表された。小川詩織

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    遠藤謙
    (エンジニア)
    2022年1月25日23時13分 投稿

    【視点】Xプライズの月探査レースで涙を飲んでの再挑戦からついにここまできた。彼らがispaceを創業した当初、2011年ごろはまだspacexもそこまで日本では話題になっておらず、スペースシャトルもまだギリギリ現役だった頃は、今のように民間がここま