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コロナ以外の救急患者が危ない 受け入れ先なく40カ所から断られ

有料会員記事オミクロン株

林義則、編集委員・辻外記子
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 新型コロナウイルス感染症の「第6波」が急拡大する中、突然の病気やけがで運ばれる救急患者の行き場が見つからないケースが増えている。そもそも冬場は救急搬送が増える季節だが、コロナ向けの病床を増やしたことで、そのほかの患者の受け入れが難しくなっているためだ。

 東京都新宿区にある国立国際医療研究センター病院は、都内でも屈指の救急の拠点だ。24時間態勢で治療にあたっている。

 24日午後、救命救急センターの初診室に六つある診療ブースも、二つの処置室も、すべてベッドは埋まっていた。

 脳卒中など、命にかかわる患者の治療にあたるスタッフの間を縫って、救急隊員が患者を運ぶ。

 救急措置を終えると、転院のために運び出されていく患者もいる。

 「増える救急患者の受け入れで、一般病床は満杯状態です」

 救命救急センター長の木村昭夫医師は危機感をあらわにした。

病院に横付けした救急車で待機

 気温が下がる冬場は、心臓病

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