「危機に政治的解決が必要」 ヨルダン外相、シリアと関係修復めざす

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アンマン=清宮涼
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 内戦が続くシリアをめぐり、アラブ諸国の間でアサド政権との関係を修復する動きが続いている。隣国ヨルダンのアイマン・サファディ外相は1月24日、首都アンマンで朝日新聞との会見に応じ、欧米やアラブ諸国がアサド政権の退陣を求めてきたことを念頭に、「シリアの人々や地域への代償が大きく、うまくいかなかった。危機への政治的解決が必要だ」と述べた。

 シリアは2011年、アサド政権が反体制派デモを武力弾圧したことをきっかけに内戦に陥った。ヨルダンを含むアラブ諸国は反体制派を支援してきたが、アラブ首長国連邦は18年、シリアの首都ダマスカスにある大使館を再開した。ヨルダンのアブドラ国王は昨年10月、アサド大統領と10年ぶりに電話で会談した。

 関係修復の背景にあるのは、長引く内戦でアサド政権の優位が決定的となっていることだ。ヨルダンは国境を接するシリアから難民約130万人を受け入れているが、テロや治安面での不安などから、難民の帰還も進んでいない。

 サファディ氏は「危機は長く続きすぎている」と指摘。アラブ諸国などはアサド政権に退陣要求をしてきたが、「シリアに対して包括的な戦略を取れていなかった」と述べ、対決姿勢から関与する方向に転じる必要性があると訴えた。

 シリアは11年以来、アラブ…

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