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テレビ業界「第5波とは次元が違う」 広がる出演者の感染に危機感

有料会員記事新型コロナウイルスオミクロン株

野城千穂、弓長理佳、上田真由美、伊藤宏樹
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 急速な新型コロナウイルスの感染拡大の中、テレビの出演者やスタッフの感染確認が相次ぎ、制作現場に影響が広がっている。収録が先行している番組では現時点で放送への影響は限定的だが、複数の局の番組に出演するタレントも多く、関係者は「以前とは違う」として危機感を募らせている。

 テレビ東京では、月曜夜に放送しているドラマ「ユーチューバーに娘はやらん!」の関係者11人が新型コロナウイルスに感染したと24日発表した。主演の佐々木希のぞみ)さんも含まれ、所属先が感染を明らかにしている。

 テレ東広報部によると22~23日、発熱などの症状で受診した医療機関や、撮影現場での定期的なPCR検査で感染が相次いで判明。いずれも無症状か軽症で自宅で療養しており、23日から撮影を中止した。ただ収録済みの分などで、25日時点で放送予定に変更はないという。

 現場では、出演者やスタッフの定期的なPCR検査や検温、こまめな換気などの対策を続けてきた。関係者は「厳しい感染対策をしてきたつもりだが、こういったことが起こり、(いまの状況は)前とは違うなという感覚。同じ空間にいる人数をさらに減らすなど、より気をつけなくてはいけない」と話す。

 TBSでは、平日昼の生情報番組「ひるおび!」に出演する日比麻音子アナウンサーと、平日夕の報道番組「Nスタ」の良原安美アナウンサーの感染が判明した。「Nスタ」や平日朝の「THE TIME,」などでは、主なキャスターが局内の別の場所からリモート出演し、出演者同士の接触を避ける対策をしている。

 フジテレビの朝の情報番組「めざましテレビ」では、アイドルグループ「Hey!Say!JUMP」の伊野尾慧(けい)さんの感染を受け、出演を見合わせていた三宅正治アナウンサーらが24日から復帰した。伊野尾さんの濃厚接触者にあたる出演者はいないと確認され、念のためのPCR検査でも陰性だったという。ただしばらくの間は、スタジオで同時に出演する人数を減らして交代制にするといった対策をとる。

 日本テレビでは、平日昼に生放送している情報番組「ヒルナンデス!」のレギュラー出演者の感染が相次いで確認され、出演を見合わせた。

 19日には、感染が疑われる症状が出たお笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰さんと、大事をとって相方の若林正恭さんが出演を見合わせ、21日にはタレントのSHELLYさん、24日には「バイきんぐ」の小峠英二さんが感染を理由に出演をとりやめた。さらに25日はモデルでタレントの佐藤栞里さんも、感染した人と接触した可能性があるとして「大事をとってお休み」した。

 日テレは「今後の放送は保健所の指示も仰ぎつつ、ご本人の体調をみながら事務所と相談したい」としている。

「笑点」メンバーやレギュラー3本の人気コンビも

 日本テレビの日曜夕の演芸番…

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    前田直人
    (朝日新聞コンテンツ戦略ディレクター)
    2022年1月25日22時44分 投稿

    【視点】テレビ番組などは出演者が交代しないといけなくなるので、目に見えて影響がわかりやすいのですが、あらゆる組織で同じようなことが起き始めています。日を追うごとに感染者数が崖を駆け上がるように伸びていて、その角度はこれまでのどの山よりも急だからです

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