コロナ対策に漏れる不満「庶民いじめだ」 北京五輪前に検査厳しく

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北京=高田正幸
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 冬季五輪の開幕を来週4日に控える北京で、市民たちがこれまでになく厳しいPCR検査を求められている。期間中に感染が拡大すれば大会開催の判断に疑問が持たれかねない。市当局は徹底的に抑え込む構えだが、寒空のもとで検査の列をつくる市民たちの思いは複雑だ。

 中国メディアによると25日、五輪の開幕式と閉幕式が行われる国家体育場(通称・鳥の巣)周辺の地域で、約10万人の住民全員に対するPCR検査が実施された。

 市内では今月15日以来、25日までの感染者は計67人。「ゼロコロナ」を掲げる中国では深刻な事態だ。ここ数日、感染者が出ていなくても住民にPCR検査を義務づける地区が相次いでいる。地方都市では全住民検査はあるが、北京でこれほど広範囲の検査は珍しい。

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北京オリンピックのアルペンスキー会場となる「国家アルペンスキーセンター」。しかし、コースの一部は自然保護区に属していた。中国政府の解決策は?「持続可能な五輪」は実現できるのか?

 「死ぬほど寒いなか並ばされた」「庶民いじめだ」

 SNSでは、厳しい措置に不満を持つ北京市民とみられる書き込みが出てきている。

 市中心部の朝陽区に住む40…

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