近鉄3線が描く△ 「中川デルタ」はなぜできた?林立する広告看板

有料会員記事

山崎輝史
[PR]

 線路はふつう一直線だ。でも、三重県松阪市には「三角形」に近鉄電車が走る場所がある。通称「中川デルタ」。なぜ、こんな形に線路が走っているのか。そして、広くはない「三角形」の中に大量の広告看板が立つのはなぜなのか。

 「中川デルタ」は、伊勢中川駅(松阪市)のすぐ北側にある。この駅は近鉄名古屋までの「名古屋線」▽奈良県を経て大阪中心部に至る「大阪線」▽伊勢志摩の観光地へ向かう「山田線」――の3路線が乗り入れる。近鉄が関西地方に持つ膨大な線路網と、東海地方をつなぐ駅と言える。

 デルタの内側には何があるのか。地図では田んぼと川があるだけだが、電車から眺めると少し異様な景色が広がる。立ち並ぶ13本の大きな広告看板。「松阪牛」「赤福」といった三重名物のほか、病院や大学の看板もある。

鉄道ユーチューバーも出す広告、お値段は?

 特に目立つのは「鉄道YouTuberスーツ絶賛!!」と書かれた看板だ。

 スーツさんは、鉄道や旅行の動画を投稿するチャンネル登録者数80万超のユーチューバー。「動画の視聴者にデルタを宣伝する目的で設置しました。日頃お世話になっている近鉄の皆様へのごあいさつの意味合いもあります」と話す。

 看板は2021年春ごろに設…

この記事は有料会員記事です。残り1387文字有料会員になると続きをお読みいただけます。