京都へ 「おいしゅうなあれ」 あんこの魔法再び 26日のカムカム

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土井恵里奈
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 「おいしゅうなあれ」。このおまじないをもう一度聞けるとは。1月26日のカムカムエヴリバディで、るい(深津絵里)は和菓子を作って暮らしていくことを決めた。母安子(上白石萌音)のように。

 錠一郎(オダギリジョー)はトランペットを吹けないまま。だが、るいは2人で生きていくことを選ぶ。結婚し、新天地京都で暮らし始める。

 けれど、貯金はわずか。仕事のあてもない。「あんた、意外にギャンブラーやな」。友人のベリーこと野田一子(いちこ)(市川実日子)に驚かれながらも、るいは前向きだ。

そうだ、回転焼き屋になろう

 ある日、北野天満宮の縁日を歩きながら、屋台の回転焼きに目がとまる。これならできるかも――。るいは錠一郎と回転焼き作りに乗り出す。

 「小豆の声を聞け」「時計に頼るな」。小豆が甘いあんこになるおまじないを唱える。昔、母のやっていたとおりに。

 思い出すことがだんだん増えていく。岡山のこと、母のこと――。甘くない記憶がよみがえることを、錠一郎は気遣う。

 けれど、るいは言う。

 「わかるときが来るかもしれ…

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