トンガ支援、島原市が募金活動 ラグビーと噴火被災の縁

トンガ噴火 その衝撃

島原通信員・松下英爾
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 長崎県島原市が、海底火山の噴火や津波に見舞われた南太平洋・トンガのため募金活動に乗り出す。同市は2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に出場したトンガ代表の合宿地で、噴火災害の被災地同士でもある縁を踏まえ、古川隆三郎市長が25日の記者会見で表明した。

 トンガの代表選手31人を含む総勢約50人は、熊本市での試合を前に19年9月29日から6日間、島原市に滞在した。

 選手たちは子どもたちのラグビー体験会に参加するなど積極的に地元と交流。市民もトンガ国歌を披露したりして歓迎ムードを盛り上げた。熊本での対フランス戦には約200人の市民応援団が駆けつけ、スタンドで声援を送った。

 同市は1990~96年、雲仙・普賢岳の噴火災害に見舞われ、多くの市民が長期間の避難生活を強いられた経験を持つ。古川市長は会見で「島原も噴火災害に遭い、トンガを身近に感じる。甚大な被害が出ているトンガは、人ごとではない」と語った。

 古川市長は島原では噴火災害時、全国から多くの支援を受けたことにも言及。「キャンプのご縁も大事に、市民の皆様とできるだけの支援に取り組みたい」と語った。

 市は駐日トンガ大使館の特命全権大使あてに25日、市長名での見舞状を送付した。募金活動は、島原ラグビーフットボール協会など関係団体と連携しながら進めていくという。(島原通信員・松下英爾)