小学生らが国重文の「幸若舞」を披露 無病息災祈る みやま市

外尾誠
[PR]

 福岡県みやま市瀬高町にある大江天満神社の舞堂で20日、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「幸若舞(こうわかまい)」が奉納された。室町時代から武家の舞として広まったが、現存するのは全国でここだけとされ、国の重要無形民俗文化財に指定されている。

 幸若舞保存会のメンバーと地元の大江小5~6年生の約20人が「濱出(はまいで)」や「安宅(あたか)」など5曲を披露。昨年は新型コロナ禍で無観客だったが、今年は観客席の距離をあけるなどの対策を施し約150人が見学した。

 演者らは昨年10月から週3回ほど集まり、練習を重ねてきたという。濱出で太夫役を務めた同小の菅原漣君(5年)は「覚えるのが大変だったけど、練習の成果が出せた」と笑顔。保存会長の松尾正春さん(64)は「やりがいになるので、観客の前で演じるのは継承のために大事なこと。何とか披露できてよかった」と話した。(外尾誠)