仏独の両首脳がロシアに警告 ウクライナ侵攻なら「代償高くつく」

パリ=疋田多揚、ベルリン=野島淳
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 緊迫するウクライナ情勢をめぐり、マクロン仏大統領とショルツ独首相は25日、ロシアがウクライナに侵攻した場合は、「代償がとても高くつく」と述べて警告した。ベルリンで行われた仏独首脳会談後の記者会見で述べた。

 マクロン氏は、ウクライナとの国境に10万人規模とされる軍隊を展開するロシアについて、「地域のバランスを崩す大国になりつつある」と指摘。「(対話と)並行して、共通の対応を準備する」と語り、侵攻の際には欧州連合(EU)が協調して対抗措置を取る考えを示した。ただ、制裁などの具体例には踏み込まなかった。

 マクロン氏は、「ロシアとの対話は決して放棄しない」とも強調。EUや北大西洋条約機構(NATO)、米国などがロシアとの対話を通して緊張緩和を促すべきだと訴えた。28日にロシアのプーチン大統領と電話協議することも明かした。(パリ=疋田多揚、ベルリン=野島淳