トヨタ、過去最高の1100万台生産計画 来年度、半導体確保が条件

三浦惇平
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 トヨタ自動車が2022年度に世界で1100万台程度の生産を計画していることがわかった。実現すれば、過去最高を大幅に更新する。ただ、世界的に続く半導体不足の解消などが前提条件となっており、計画は変動する可能性もある。

 トヨタが25日までに、主要な取引先の部品メーカーに通知した。トヨタは2016年度に過去最高の約908万台を生産。計画通りの生産ができれば、6年ぶりに更新する。

 世界的に新車の需要は高く、ハイブリッド車や、SUV(スポーツ用多目的車)が売れている。ダイハツ工業日野自動車を含むグループ全体の世界販売は21年、2年連続で年間首位となる見通しだ。

 ただ、根強い需要に対して、半導体不足が影響して生産が追いつかない。新車の納車期間が長期化している。人気のSUV「ランドクルーザー」は、注文した顧客への納期が最長で4年程度になっている。生産ペースを引き上げ、納車期間の長期化を解消したい考えだ。

 一方で、半導体不足や、新型コロナウイルス拡大など、懸念材料は多い。21年度は当初930万台をつくると計画していたが引き下げた。修正後の900万台の生産も厳しい状況だ。年明け以降は、国内の感染拡大も重なって工場の操業が滞っている。(三浦惇平)