電子機器をかばんに「全員チェック難しい」 共通テスト不正対策は
大学入学共通テストの問題が試験時間中に外部に流出した疑いが浮上した。電子機器を使って撮影されたとみられる。試験会場での不正防止策はどうなっているのか。
大学入試センターによると、大学入学共通テストの試験室には、スマートフォンなどの電子機器自体は持ち込むことができるが、試験中の使用は禁止されている。受験生は各科目の試験前にすべての電子機器を机の上に出し、アラームと電源を切った上で、かばんにしまう決まりだ。
かばんの中でスマホの着信音などが鳴った場合は、監督者が受験生の了解なしで試験室外にかばんを持ち出し、試験終了後まで保管する。試験中に電子機器を身につけていたり、手に持っていたりすると不正行為と認定される。
試験監督者は各科目の試験ごとに受験生に注意を呼びかける。受験生が確実に電子機器をかばんに入れたかどうかの確認について、センターの広報担当者は「監督業務の詳細は言えないが、受験生一人ひとりをチェックするのは難しいのではないか」としている。
過去の不正は…スマホ5件、電卓・電子辞書 掲示板カンニングも
センターのまとめでは、共通…

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