育て、野球のデータアナリスト 東大OBの斎藤さん注目の腕試し大会

編集委員・安藤嘉浩
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 野球のデータサイエンティストやアナリストを育てようと、「野球データ分析競技会」(全日本野球協会主催)が今年2月、国内で初めて開催される。

 大会では、最先端計測器がはじき出す投球や打球の回転数、角度などを分析し、プレーや戦術への生かし方を競う。3人1チームで、高校、大学、大学院生が対象だ。

 「トラックマン(レーダー弾道測定器)のデータを活用したことのない高校生も、3人で手分けすれば分析できるし、いい経験になると思います」と語るのは斎藤周(あまね)さん(21)。東大野球部から今年、ソフトバンク球団のゼネラルマネジャー(GM)付データ分析担当になった。「1年前なら自分もぜひ出たかったですね」と笑う。

 斎藤さんは、世界中のデータサイエンティストやアナリストが競う、米データ分析会社「カグル」のコンテストに参加している。「スーパーの売り上げや住宅の価格などを予想する。大リーグのお題が出たこともある」という。「野球を本格的にやっていない人でも、参加できる分野です。この大会が多くの人に(データ分析について)興味を持ってもらえるきっかけになれば、自分もうれしい」と歓迎する。

 競技会の詳細、応募は全日本野球協会の公式サイト(https://www.baseballjapan.org/jpn/別ウインドウで開きます)から。応募時の課題「MVP大谷翔平、飛躍の秘密」では、データ分析を踏まえた提言が求められる。締め切りは2月4日。選考を通った7チームが同26、27日の本戦に進出し、当日示される課題に挑む。(編集委員・安藤嘉浩