「領袖に報いて捨て身に」中国選手団が宣誓、違和感訴える投稿は削除

北京=高田正幸
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 冬季五輪の開幕を控え、中国選手団が25日に北京の天安門で行った宣誓のなかに「領袖(りょうしゅう)に報いて捨て身になる」といった文言があったことが中国で話題になっている。習近平(シーチンピン)国家主席共産党総書記)の個人崇拝につながりかねない表現で、SNSには宣誓に違和感を訴える投稿もあったが、26日までに削除された。

 中国メディアによると、宣誓には選手やコーチら100人超が参加。中国国旗を掲げ、「総書記に従って共に未来へ向かおう」などと声をあげた。

 SNSでは、この様子を伝える動画の投稿に対し「領袖に報いる? 納税者が彼らを養っているのに」「(宣誓は)スポーツ精神と何の関係があるんだ」などと疑問視するコメントが続いた。コメントには、数百件の「いいね」がついたがまもなく削除され、動画も見られなくなった。

 「領袖」は建国の父、毛沢東に対して使われてきた呼称でもある。最近は共産党機関紙や一部の党幹部が習氏を「領袖」と呼ぶことがあり、習氏の権力掌握が進んでいることを示す動きだとみられている。(北京=高田正幸)

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