経営者めざす人と後継ぎ探す企業をマッチング 野村がファンド設立

稲垣千駿
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 野村ホールディングス(HD)は、経営者をめざす人と後継者を探す中小企業を引き合わせる取り組みを始めたと1月26日に発表した。米国発祥の「サーチファンド」という仕組みだ。投資ファンドを通じて経営者候補に資金を出し、後継者がいない企業を探したり、買収を支援したりする。

 新たな経営者に企業価値を高めてもらい、株式上場やMBO(経営陣による買収)などを通じて、ファンドからの投資額の3倍以上のリターンをめざす。ここ1~2年で十数人への投資を見込んでいるという。ファンドは野村HDの子会社の野村リサーチ・アンド・アドバイザリーとジャパン・サーチファンド・アクセラレーター(JaSFA)が昨年12月に設立した。

 JaSFAは山口フィナンシャルグループと2019年に別のサーチファンドを設立している。これまでに8人に投資し、5件の事業承継が実現しているという。日本政策投資銀行など3社も20年にサーチファンドを運営する会社を立ち上げている。(稲垣千駿)

写真・図版
野村ホールディングス本社=東京都千代田区