「金融危機、デフレ防いだ」IMFが積極財政に転換 ナンバー2語る

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ワシントン=青山直篤
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 国際通貨基金(IMF)のナンバー2で、コロナ危機対応を担ったギータ・ゴピナート氏が25日、朝日新聞の取材に応じた。かつて各国に自由化と財政緊縮策を求めたIMFが今回、財政出動を促す立場に方針転換したことについて「金融危機デフレを防いだ」と意義を説明。需要が過熱し物価上昇(インフレ)が深刻化しつつあるが、格差や高齢化など構造的な経済の下押し要因はコロナ前から残ったままだ、と述べた。

 ゴピナート氏はインド生まれの米国籍。各国の政策対応の基礎となる「世界経済見通し」とりまとめの責任者を務めた。21日、米国出身者が選ばれる慣例のナンバー2である筆頭副専務理事に就任した。ハーバード大教授などを歴任し、世界で最も注目される経済学者の1人として知られる。

 コロナ危機直後の2020年4月、移動制限などで世界経済が悪化した際、戦前の大恐慌に匹敵する「大封鎖(The Great Lockdown)」と形容し話題となった。当初は需要と供給の双方が落ち込んだが、IMFも促した財政金融政策で、先進国の需要は回復。ただ、労働力や製品の供給制約が続き、需給のミスマッチからインフレが問題化した。

 ゴピナート氏は「パンデミッ…

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