生保の苦情 保険会社より代理店が多いわけ 金融庁・業界の対応は

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小出大貴
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 生命保険を販売する代理店への苦情件数が高止まりしている。2019年度に過去最多となり、それ以来、保険会社への苦情を上回る件数が続く。生命保険協会は今秋から代理店の評価制度を導入するなど、対策に乗り出すが、全国に8万社超ある代理店に監視の目を行き届かせるのは難しそうだ。

 生保協会によると、協会に寄せられた20年度の代理店での契約をめぐる苦情件数は707件で、保険会社への苦情の677件を上回り、過去2番目の多さだった。コロナ禍もあり、最多だった19年度よりは減ったものの、保険についての説明不足や不適切な勧誘手法などのトラブルが後を絶たないのが実情だ。

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「同じ内容で安い保険」にだまされた? 関西の夫婦

 関西地方に住む50代の夫婦も19年に契約のおかしさに気づき、契約の無効と返金を求める訴訟の準備をしている。保険会社との交渉や生保協会や金融庁への相談では、解決の見通しが立たなかった。

 この夫婦によると、約10年…

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