「帰れば拘束する」 中国春節でせめぎ合い、拒む地方といらだつ庶民

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瀋陽=平井良和、北京=高田正幸
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 中国のお正月休みにあたる「春節」の連休が1月末から始まるのを前に、大規模な帰省ラッシュが始まっている。だが2月4日からの北京冬季五輪を前に、地方政府は新型コロナウイルス感染者を出すまいと帰省を阻もうとしており、ふるさとを思う人びとのいらだちも募っている。

 「帰郷すれば、隔離するだけでなく拘束する」

 中国メディアによると、河南省にある県長は会議でこう発言。県長は後に「忠告を聞かず、悪意ある帰郷をした場合だ」と釈明したが、メディアやSNS上では「故郷に帰りたい気持ちのどこが悪意だ」と批判がわき起こった。

 中国で「春運」と呼ばれる春…

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    中小路徹
    (朝日新聞編集委員=スポーツと社会)
    2022年1月27日9時49分 投稿

    【視点】 感染防止のために移動自粛を呼びかけることは、公共の利益を考慮すれば必要なことです。しかし、五輪開催が行動制限の理由になるのであれば、五輪を開く意義が改めて説明されなければならないと思います。  賛否が渦巻いた中で開催された昨年の東京五輪