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感染拡大、献血バス受け入れ相次ぎ中止 三重県赤十字が協力呼びかけ

新型コロナウイルス

山本知弘
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 新型コロナウイルスの感染「第6波」の影響で、献血バスの受け入れ中止が三重県内の企業で相次いでいる。このままでは必要な血液の量を確保できなくなる恐れがあるとして、県赤十字血液センターは「献血は不要不急の外出にあたりません」などと協力を呼びかけている。

 センターでは4台のバスで県内を回り、毎月約50カ所で献血に協力してもらっている。ところが、感染者の急増に伴って県が「感染拡大阻止宣言」を出した直後から、バスを受け入れる予定だった企業から中止の申し出が出始めた。キャンセルの連絡は13日~26日だけで17件あり、開催前日の連絡もあったという。

 医療現場では感染「第5波」で控えていた手術が再開されたこともあり、必要な血液量は増加基調にある。献血バスで集めた血液は出血時の不足分を補う「赤血球製剤」に使われるが、有効期間は採血後21日間と短い。このため、献血バスの受け入れ中止が今後も続き、代わりが見つからないようならば、2月中旬にかけて県内だけで約400人分の血液が不足する可能性があるという。

 センターでは四日市市、津市、伊勢市の県内3カ所に常設の「献血ルーム」を構えるほか、週末には商業施設にも献血バスを出して協力を求めている。30日にはイオンモール四日市北(四日市市)とイオンモール津南(津市)に会場を設ける予定だ。

 献血は医療体制の維持に欠かせず、緊急事態宣言時であっても国から事業継続が求められる。センターの伊神雅典・献血推進課長は、「安定して採血ができないと、いざという時に必要な血液を医療現場に届けられない。ウェブ予約もできるので、ぜひ協力してほしい」と話す。(山本知弘)

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