たばこ注意した高校生に土下座させ、頭踏みつける 容疑の男を送検

津布楽洋一
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 JR宇都宮線の車内で喫煙を注意した男子高校生が殴る蹴るの暴行を受けた事件で、県警は25日、ホストクラブ従業員の宮本一馬容疑者(28)=栃木県宇都宮市=を傷害容疑で宇都宮地検栃木支部に送検した。宮本容疑者は高校生を土下座させ、足で頭を踏みつけたりしていた。

 事件は日曜正午ごろ、東京方面に向かう車内で起きた。高校生は友人3人と遊びにいく途中だった。加熱式のたばこを吸って高校生に注意された宮本容疑者は顔を近づけて威嚇。高校生が「離れてください」と押すと、宮本容疑者は「手を出したな」と激高して顔を殴ってきたという。

 駆けつけた車掌や同級生らが止めに入ったが、暴行は止まらなかった。宮本容疑者は停車した自治医大駅で高校生を車内から引きずり出し、さらに暴行を加えた。暴行は車内と車外で10分以上続いた。高校生はほおを骨折した。その後、宮本容疑者は駅員が離れたすきに電車で立ち去ったという。

 下野署によると、宮本容疑者は「押さえつけてきたからやり返した。正当防衛だ」と供述しているという。

 JR東日本大宮支社は「迷惑行為を確認した場合、駅員、乗務員に知らせてほしい。車内には複数箇所に乗務員に緊急を知らせるSOSボタンがついている。車掌は何号車で押されたかも把握できる。危険を感じたら、ちゅうちょなく押してほしい」と話している。(津布楽洋一)