リニアのトンネル工事「現状では認められない」 静岡県が文書送付

玉木祥子
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 リニア中央新幹線静岡工区をめぐり、静岡県は26日、大井川流域市町の首長らも含めて、現状では南アルプストンネルの工事を認めることはできないとする文書をJR東海国土交通省に送った。

 昨年12月、国交省の有識者会議がまとめた水資源問題の中間報告について、県は大井川流域関係者の声をふまえて、見解を示した。

 文書では、工事中のトンネル湧水(ゆうすい)の全量戻しの解決策が十分に議論されていないことなどを指摘。JR東海には、全量戻しの方策や生態系への影響の回避・低減策を求めた。

 川勝平太知事は定例会見で「このままでは前に進めないと示された。強引に進めるか損切りか。私がトップなら、二者択一を突きつけられたと受け止める」と述べた。(玉木祥子)