北朝鮮、日本海に向け短距離弾道ミサイル2発を発射か 韓国軍が発表

ソウル=鈴木拓也
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 韓国軍の合同参謀本部によると、27日午前8時ごろ、北朝鮮東部の咸興(ハムフン)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイルとみられる2発が発射された。

 韓国軍によると、1発目は同日午前8時ごろ、2発目はその約5分後に発射され、日本海の北東方向に約190キロ飛行した。高度は約20キロと探知された。

 岸信夫防衛相は記者団に「現時点でわが国の領域や排他的経済水域への弾道ミサイルの飛来は確認されておらず、付近を航行する航空機や船舶の被害報告は確認されていない」と述べた。

 北朝鮮は今月に入って4回にわたり、国連安保理決議違反にあたる短距離弾道ミサイルを発射。25日には巡航ミサイルとみられる2発が発射されたことも韓国軍などが確認している。

 北朝鮮は19日に金正恩(キムジョンウン)総書記が出席して朝鮮労働党中央委員会政治局会議を開催。米国の軍事的脅威を理由に、核実験米本土に届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射の再開も示唆するなど、米国や韓国への牽制(けんせい)を強めている。

 北朝鮮は核ミサイル開発を、昨年1月の朝鮮労働党大会で示した「兵器システム開発5カ年計画」に基づく国防力強化のためと正当化しており、今後もミサイル発射を続けるとみられる。(ソウル=鈴木拓也)