相続めぐる落語を300回 寄席を続ける税理士が伝えたいこと

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松浦新
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 相続をめぐる問題をわかりやすく伝えようと、相続をテーマにした落語の講演を300回も重ねた税理士がいる。「参遊亭英遊」こと石倉英樹さん(48)が、そうまでして伝えたいこととは。

 「自分は仲の良い姉に親の全財産を相続してもらえばいいと、いまは、思っています。でも、いつ変わるか、わかりません」

 「いまは」の部分を強調して聞く人を笑わせ、話に引き込んでいく。自分と姉の関係を引き合いに、相続をめぐるトラブルは身近に起きうることだと知ってもらう。

「相続専門」で独立したが・・・

 相続を題材にした落語は、講演全体の前半だ。後半は和装からスーツに着替えて、税理士として具体的な話をする。専門的なテーマにも触れるが、みな真剣に聞いてくれる。

 公認会計士として大手監査法人と会計事務所に計10年余り勤めた。2011年に長男が生まれ、家族との時間を大切にしたいと考えるようになった。

 そんなおり、15年から相続税の課税対象が広がることが決まった。専門家に相談したい人が増えるのではないかと考え、「相続税専門」を名乗る税理士として13年に独立した。

 しかし、顧客を得ようと何度…

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