共通テスト問題流出、依頼先は少なくとも4人 断った学生も

[PR]

 大学入学共通テスト(15、16日)の試験中に問題が外部に流出したとされる問題で、試験前に少なくとも4人の学生が解答を依頼されていたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、受験生がカンニング目的で会場で撮影し、通話アプリで学生らに画像を送った可能性が高いとみており、偽計業務妨害の疑いで人物の特定を進めている。

 センターや文部科学省によると、流出したとみられるのは15日午前にあった世界史Bの問題。試験中、会場の外にいた東京大学の学生2人に、問題を撮影したとみられる画像約30枚が通話アプリ「スカイプ」で送られた。このうち少なくとも1人は送信元の人物に解答を送り返していた。

 捜査関係者によると、東大生2人はテスト前、家庭教師の紹介サイトなどを通じて、「大学受験を控えた女子生徒」を名乗る人物と知り合っていた。「家庭教師の実力を測りたい」と言われ、送信した問題を解くよう依頼され、15日に問題が送られてきた。世界史Bの試験後には、女子生徒を名乗る人物から「次は古文漢文よろしくお願いします!」といったメッセージが届いた。実際の会場で世界史Bの後にあった試験は国語だった。

 捜査関係者によると、東大生2人のほかに、少なくとも2人の学生が試験前、受験生を名乗る人物から同様の手口で試験問題を解くように頼まれていた。少なくとも1人は断っていたという。警視庁はサイトの運営者に協力を求めるなどして捜査を進めている。

大学入学共通テストのニュースはこちら

大学入学共通テストのニュースはこちら

最新ニュース、時間割、受験生応援企画などをお届け。試験当日は問題と解答を速報します。[記事一覧へ]