濃厚接触者の判断、保健所でなく学校に 臨時休校減らす狙い 大阪府

オミクロン株新型コロナウイルス

加藤あず佐、宮崎亮
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 大阪府教育委員会は26日から、府立学校で感染が確認された場合の濃厚接触者の特定を、保健所ではなく学校の判断でするよう変更した。感染拡大で保健所の業務が逼迫(ひっぱく)。判断を待つまでの臨時休校を減らし、教育活動を継続する狙いだ。

 府教委によると、これまでは生徒や教職員の感染が確認されると、濃厚接触の可能性のある人を学校が調べ、保健所に報告。保健所が濃厚接触者を特定するまでの間は、臨時休校していた。

 しかし、感染拡大に伴い、保健所の業務が逼迫。調査に時間がかかり、結果が出るまで休校しなければならないケースが相次いでいた。18~21日の4日間に休校した府立学校は、のべ96校にのぼっていた。

 今後は、各保健所の定義に基づいて、学校が濃厚接触者を特定。陽性者と濃厚接触者を出席停止とし、休校せずに学校活動を続ける。濃厚接触者は、陽性者と接触した翌日から10日間を出席停止とする。

 ただし、3日間で陽性者、濃厚接触者が学級の15%以上確認された場合は、原則3日間の学級閉鎖とする。感染が学年内、学校全体に広がっている可能性が高い場合は、学年閉鎖や臨時休校を検討する。

 大阪市教育委員会も27日、同様の方針を市立小中学校や幼稚園に通知した。これまでは各区の保健福祉センターなどが学校からの聞き取りを元に濃厚接触者の特定をしていたが、同日から学校の判断で特定し、センターなどに報告する方法に変更した。市教委の担当者は「よりスムーズに濃厚接触者を特定し、学校活動が止まらないようにするため」と説明している。(加藤あず佐、宮崎亮

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